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CADソフトについて② ~Archicad~

前回のブログから1年半越しとなってしまいました。
決して休業等していたわけでなく、元気に仕事はしております。

先月頭にArchicadを導入しました!
とブログに挙げたArchicadも、もう使い始めて2年近くになるということですね。
すっかり手放せないソフトとなってしまいました。

とは言え、導入した最初の3か月は本当にやっぱり使うの止めてやろうか
何回思ったことかしれません。

そもそも数ある3DCADソフトの中から、何故Archicadを選んだかというと、
 ・ランニングコストが比較的安い
  (導入コストはかかります。
   が、1回購入すればその後は追加費用を払わなくてもほぼ問題なく利用ができます。
   サポートに入るメリットが大きかったので、
   その分は利用していますが、高額だとは思いません。)
 ・他2Dデータ(DWG,DXF,JWW,PDF)との互換性が良い
といった面も大きくあるのですが、やはり1番は操作性の良さで、
体験会に参加した際、「かなり手書きに近い感覚で作図ができるな」と感じました。

うまく説明できないのですが、3Dモデリングするというよりも、
あくまでも2Dを自然に書いていく流れで、それが勝手に3Dになってくれるというか
・・・すごく個人の感覚的な話なのでうまく伝えられないなコレ・・・。
とにかく作図に違和感なく取り組めたというのが導入にあたって一番大きいところでしたし、
これは今でも感じています。

ただですね、3DCAD導入時に皆様苦労される点だと思うんですが、
諸々の設定や登録がとっても手間がかかるんですよ!
図面枠の設定から始まり、壁の構成を登録したり、材料の素材を登録したり、
線の太さや色の設定も自分の使いやすいようにしたり、
レイヤーの設定を迷ったり・・・

これはどんなに良いCADを導入したところで仕方がないとは思うんです。
でも最初の3か月は本当に心が折れそうでした!
そこを乗り越え、半年も経つと「本当に導入してよかった・・・」となります。

ちなみに操作画面はこんな感じです。

このように描きながら、さくっと途中途中で3Dパースも確認できるのがいいです。

全てを3Dで入力しなければいけないわけではなく、適度に2D入力も出来るのでとても便利です。
スピードアップを図るには、そこの使い分けはポイントかなと思います。

また、3DCAD導入のきっかけとして、パース提案の精度を上げたいというのがありました。
Archicadでその点は徐々ですが上がってきているなと感じていますが、
今となってはそれ以上に作図工数の減がメリットとして非常に大きかったと思います。

以前の2DCADでは、例えば窓の高さが変更になった場合、
関係するすべての図面を修正せねばならず、
見落としがあると不整合の原因となることもままありました。
しかし3Dデータだと、1回修正すれば関連図面全てが連動して同期されるので、
不整合が減らしやすくなりました。
(なくなったとはまだ言えませんが・・・)

また、レイヤーの設定についても、自分の使い方に合わせてカスタマイズを重ねた結果、
かなり使いやすくなってきています。
複数提案や、リフォーム提案が多い自分としては、
Archicad独自の「リノベーションステータス」の設定がとっても便利で、
これだけでも導入した価値があるなと感じています。

とはいえ、まだまだ機能全体の3割程度しか使いこなせていないんだろうな・・・
と思う今日この頃・・・
まだまだ「こうしたいああしたい」と思うことは多いので、
より精進していきたいなと思いますね。